資格試験

日商簿記3級と不動産鑑定

不動産鑑定士試験には会計学があり、会計学の理解のために、簿記2級の取得を行う受験生が多々います。
私は鑑定士試験中に取得しなかったので、この度、頭の体操を兼ねて簿記3級を取得しました。
結果的に、決算書類が読みやすくなるので、不動産鑑定評価においても役に立ちます。

簿記3級について

現役の不動産鑑定士も、不動産鑑定士試験の受験生も、簿記3級はとっておいて損はないです。
勉強になりますし、簡単ですし、お金もあまりかかりません。

今までは年3回の試験日に合わせて勉強する必要がありましたが、コロナの影響でネット試験が登場しました。
ネット試験は資格予備校などで試験を受けることができるシステムで、ほぼ年中やっており、予約して3日後には試験を実施することができ、合否もその場でわかり、合格証明書もネットで直ぐに入手できます。
筆記しなくていいので時間短縮になりますし、気軽に受けれるのでネット試験がおすすめです。

簿記3級の勉強方法

簿記3級は「仕分け」を行い、「帳票の作成」をし、「簡易な決算書への転記」をするのが勉強内容となっています。

ネット上の情報では、試験合格までの勉強目安は100時間です。

ですが、若干の基礎知識があれば、40時間ぐらいで取得できると思います。

具体的な勉強方法ですが、市販の本で勉強します。

教科書的な本と問題集の2冊で十分です。
問題集はネット試験対応のものがおすすめです。

私が使ったのは、以下の2冊です(他の本でもOKです)。

教科書的な本をとりあえず一周します。
そして、教科書的な本を1から再度一周します。
周回するほど知識は定着するかと思いますが、問題集で一通りの知識が何度も試されるため、教科書は2周で十分です。

次に、問題集をやっていきます。

問題集は10回分ぐらい用意されていますので、紙の問題を2、3回分やります。
平均して80点以上とれるようなら、ネット試験形式の問題に切り替えます。
すべてをやりきってもいいですが、そこまでやる必要はないです。

ネット試験形式の問題は、ほぼ実戦と同様なので、カンニングなどはせずにしっかりやりましょう。
ネット形式でも80点以上とれるようなら、合格ラインを超えているので、目標達成です。
早速、ネット試験を申し込みしましょう。
ちなみに、問題集よりも、本試験のほうが簡単でした。

簿記3級のネット試験

私はTACという資格試験予備校にてネット試験で受験しました。
ネット試験は「CBTS 受験者専用サイト」にて、アカウントを作成して、好きな試験会場と日時を予約します。

試験当日は30分前から入場できます。
通常の資格試験では、入場してから開始時間まで待ってから、全受験生が一斉にスタートします。
が、ネット試験は、
・受付で手続きをして、
・パソコンの前に座ったら、
・自分のタイミングでスタート
・問題を解き終わったら自分のタイミングで終了する
・受付で終了の手続き
と、いう流れになります。

試験時間は1時間ありますが、途中で終了することも可能です。
終了のボタンを押したら、1秒で採点されて、合否が画面に表示されます。
問題集で80点以上コンスタンスにとれており、問題なく全問完了できたなら、多少のミスがあっても合格ラインの70点は超えていると思いますので、特に見直しなどもせずに試験終了してしまいましょう。

合否の画面が表示されたら、印刷ボタンを押して試験終了です。
受付にもどると、合否を印刷した紙をもらえるので、その紙に記載されているQRコードを読み込むと、合格証がPDFで交付されます。
なお、紙の合格証はもらえないので、自分で印刷しましょう!

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