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軽量鉄骨の見分け方

鑑定評価において「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」の違いで再調達原価が変わるほか、金融機関の融資期間に影響する耐用年数に影響するため、実務における見分け方を解説します。

軽量鉄骨造とは

軽量鉄骨造は、厚さが6mm未満の鉄骨を使用している建物です。
厚さが6mm以上の鉄骨を使用している重量鉄骨造の建物よりも、単価が安いく建築期間が短いメリット、防音性が低いなどのデメリットがあります。

なお、減価償却資産の耐用年数表における鉄骨の肉厚は、
・4mm超
・3~4mm
・3mm以下
の3パターンしかありません。
そのため、4mm超を重量鉄骨だと思っている方を見かけますが、そういうわけではありません。

見分け方

いくつか見分け方がありますのでご紹介します。

・課税明細書
家屋の「構造・種類」欄に、「LS」や「軽鉄」などの記載がある場合があります。
なお、鉄骨と記載されているから軽量鉄骨ではないというわけではありません。

・帳簿(簿価)
所有者が企業の場合、帳簿に構造や耐用年数が記載されている場合があります。
もちろん、誤りがありますので絶対ではありません。

・外観
軽量鉄骨造の建物は小規模なのが基本です。
戸建住宅、2階建て以下のアパートやハイツなどは軽量鉄骨の可能性が高いです。
規模の大きい2階建てのアパートは重量鉄骨の場合も多いです。
なお、3階建てアパートの軽量鉄骨も偶にありますのでご注意ください。

・シリーズ
レオパレスや大東建託、積水ハウスなど、シリーズものの場合、HPに構造が記載されている場合があります。
Kフレーム工法や、プレハブ工法などは軽量鉄骨だったりしますので、工法を検索してみてください。

・図面と部材リスト
図面と部材リストを提出してもらい、実際に肉厚を確認します。
よく見れば肉厚が載っているので、素人でも確認することができます。
また、備考欄などに「リップ溝形鋼」などの軽量鉄骨の名称が記載している場合もあります。
万全を期すには建築士に確認してもらってください。
参考までに、上画像が「部材リスト」で下画像が「梁伏図」です。

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