店舗の継続賃料の査定等において使える指標の一つである、CBREが公開しているリテールマーケットビューについて解説します。
CBRE リテールマーケットビューについて
この指標は2017年から公開されているものですので、割と新しい指標です。
さらに、プライム賃料があまり変化しないので使い辛くはありますが、日本において店舗に着目した指標は少ないので、積極的に使いたい指標ではあります。
以下のサイトにて公開されています。
CBREリテールマーケットビュー
https://www.cbre.co.jp/ja-jp/research-reports/retail-marketview
店舗市場を分析してくれていますので、普通に鑑定評価において利用できます。
継続賃料としては、価格時点のプライム賃料と、直近合意時点のプライム賃料を使ってスライド法のひとつの指数とする感じで利用します。
ちなみに、プライム賃料の定義は以下の通りです。
プライム賃料とは
・対象地のサンプル調査に基づく想定成約賃料の上限値 (共益費を含み、フリーレント等のインセンティブは考慮しない)
・主要都市における、都心商業立地の中の一等地(の賃料)
・主要都市における、都心商業立地の中の一等地(の賃料)
このような指標を提供してくれているCBREには感謝しかありません。
本当にありがとうございます!